中間管理職のマネジメントが難しい理由

中間管理職のマネジメントは、一昔前と比べると格段と難しくなっています。なぜなら、セクシュアルハラスメントとかパワーハラスメントというような概念が入ってきており、少し誤ると取り返しのつかない事態を引き起こすことに繋がってしまうからです。

このことは、もちろん中間の立ち場の管理者に限ったことではないのですが、より一般社員に近いということからすると、発生頻度が高いということが言えます。

社内研修や世の中で言われている紛らわしい行為や言動は慎まなければならないのですが、必要以上に意識しすぎると業務遂行にも悪い影響が出てしまうので、この兼ね合いがポイントになります。

たとえ話になりますが、お隣のお家の庭にやむをえない理由で入る場合を想定することがヒントになります。何の理由もなしにずかずかと入れば問題になりますし、理由があっても説明なしで入り込めばこれも問題になるのです。
そしてこれらは普段からの人間関係が影響してきますし、またそのときの相手の状況や置かれた立場なども影響してきます。

ということを意識した上で、本業を整然としかも確実に進めるためという認識で、指示は指示、命令は命令、相談は相談、そして必要あればプライベートなことでも相談に乗ってあげる、激励もする、叱ることも褒めることも適切に行うということが大事になります。